大学編入体験記

今までの勉強と編入の経験を綴るもの。

編入試験を終えた方へ

編入試験の結果が出ましたね。
長い受験期間を乗り越えて、志望校に合格された方はもちろん、努力報われず残念な結果で終わった方もお疲れ様でした。今回、私は受験の失敗経験について書きたいと思います。

現役高校生だった私は大学受験で全落ちしました。当時の私は勉強習慣がなく、どんな大学にも入れるような実力がありませんでした。具体的数値を挙げると、受験1ヶ月前の最後の模試で数学の偏差値が25でした。恐らく高校受験で高専どころか普通の高校にも受かるか否かの学力だったと思います。

私は一年間浪人をして、基礎学力を身につけることに専念しました。そもそも勉強習慣がなかったため、私が問題に集中できる時間は30分に満たなかったと思います。とにかく計算や暗記やるだけでも必死で、夏前までは成績が上がり調子だったのですが、夏後から思うように伸びなくなって、最終的に滑り止めの大学に進学しました。

結果的には編入のおかげで第一志望だった大学で学べています。もちろん、入るまでの苦労は色々あるのですが、一番大事なのは「諦めないこと」だと思います。私は試験会場で東大・東工大志望の高専生よりも高得点とることを意識して1年間を過ごしましたが、それは自分でも無謀だとわかっていながらも最後まで諦めませんでした。

まだ、志望校に未練がある方は是非大学院を目指してください。大学院へのチャンスは1度きりです。編入でできなかったことや反省点を活かせば、編入未経験の人よりも必ずアドバンテージがあると思います。

 

最後にメッセージがあります。

 

 

①第一志望校が不合格だった方へ(高専生)

特に高専生には大学を楽しんでほしいです。もちろん勉強はいつまでも続きますが、大学と高専は環境が全然違うと思います。とにかく時間が沢山あるので、趣味に時間を費やしたり死ぬほど遊んだり、ぼーっとして無駄な時間を過ごすだけはしないようにしてください。私は大学受験で全落ちだったとき、遊べずやりたいこともできずにストレスを抱えて浪人の最後まで勉強のモチベーションが上がりませんでした。ひたすら遊んで、もし第一志望に未練があるならば大学院入試でチャレンジしてください。人生の学生生活は一度きりなので、やりたいと思う勉強に悔いを残さぬよう意識を切り替えてください。もちろん、すぐに院試対策とか始めると続かないと思うので、遊びなどで意識を切り替えてからでいいと思います。

 

②第一志望校が不合格だった方へ(大学生)

恐らく周りの環境で思い通りの結果に至らなかったと思っているかもしれません。それは半分正解で半分間違いだと思います。もちろん、高専は学校が編入をバックアップしてくれるため編入に関する情報量が非常に多く、合格したOBに直接相談や質問ができるなど最高の環境にあります。しかし、大学の利点は自由な時間を確保できるところにあり、その時間を使って人脈を広げたり高専生より勉強時間を多くとることができます。その大学生活がまだ2年も残っています。是非、志望校の大学院を目指してください。ただ、今は死ぬ気で遊んだり趣味に時間を費やしたりと英気を養う方がいいです。ぼーっとしている時間が一番無駄です。それよりも身体を動かして大学院入試を乗り切れるような体力をつけた方がよっぽど充実していると思います。気持ちの切り替えが重要です。次に繋げましょう。

 

③志望校に合格した方へ(高専生)

おめでとうございます。肩の荷が下りたことでしょう。しかし、危機感を覚えてください。大学生活は過酷です。春休みに大学から書類が送られてくると思いますが、単位認定は過酷です(体験談)。思いの外、認定される単位は少ないし、入学してからは何故か時間だけが過ぎていきます。さらに、友達作りが過酷です(体験談)。編入生同士の交流はありますが、サークルは友達の輪ができているので、そこに入るのは至難の技です。今のうちにコミュ力を鍛えておいてください。また、入りたい部活は目星をつけて、今のうちに連絡を取っておくと良いです。友達が1人もできなくなったときに心の支えになると思います。教職を取りたい方は入学前の行動が必須です。合格して自分の波に乗っている状況だと思いますが、その勢いで編入後のプランまできっちり考えておいた方がいいです。シラバスや履修要覧などには早めに目を通した方がいいです。入学後に今までと勝手が違うので絶対に焦ります。でも、新しい友達ができると毎日が充実します。新生活が始めるために、留年しないよう気を引き締めてください。

 

④志望校に合格した方へ(大学生)

おめでとうございます。東京に来るとき声をかけてください。飯でも奢りますよ。