大学編入体験記

今までの勉強と編入の経験を綴るもの。

電通大に編入して今までの所感

電通大に編入して1年と8ヶ月が経過したのでざっくり所感を書こうと思う。本来ならばもっと早くに書こうと思っていたが、色々あって書く機会がなかった。

編入してからあったこと

①単位認定

認定された単位数は57単位くらい。

成績が可になると認定されないことがあるので注意が必要。

②留年

大学編入で電通大に入ると、ほぼ間違いなく留年します。3年→3年編入は単位に余裕があるかもしれないが、普通に2年→3年編入は同じ専門で90単位持っていても60単位も認定されないことを覚悟しておいた方がいい。

③取っておくべきだった科目

1年の科目で、コンピュータリテラシーは履修した方が良いと思われる。テフとかLinuxコマンドに余程慣れているならば別であるが、SSHとかプロキシとかすっごく困ることが多い。

④認定しておくべき科目

化学実験と英語、あと製図。

認定しておかないと後で地獄を見ます。

まあ逆に、専門が別なら製図は履修しておいた方がいいかも。

⑤サークル

ESSとの出会いは最高だった。他のサークルは編入の受け入れ体制がほぼ出来てないので入るときに苦労すると思う。編入生がいるサークルを選ぶべき。コミュ力とかの問題ではない。

⑥バイト

色々体験しておくべき。普段やらないようなことをやったらいいんじゃないかな。やりすぎると生活が回らなくなる。

⑦一人暮らし

ゴミ出しとか洗濯とかが大変。食生活はちゃんとしないと確実に体調を崩す。野菜ジュースと飲むヨーグルトは重宝する。

⑧運動

程度にやらないとお腹が出てくる。たまに歩いた方がいい。

⑨コミュニケーション

毎日人と話した方がいい。人と話さず閉じこもると家から出られなくなる。

 

まだまだたくさんあるけど、なんだかんだ学校生活は充実しているし楽しい。電通大は個人的にユニークな研究が多いから、自分の落ち着ける場所を探すまで時間がかかると思うけど、見つかるとよかったなって思えるはず。

 

 

 

編入試験を終えた方へ

編入試験の結果が出ましたね。
長い受験期間を乗り越えて、志望校に合格された方はもちろん、努力報われず残念な結果で終わった方もお疲れ様でした。今回、私は受験の失敗経験について書きたいと思います。

現役高校生だった私は大学受験で全落ちしました。当時の私は勉強習慣がなく、どんな大学にも入れるような実力がありませんでした。具体的数値を挙げると、受験1ヶ月前の最後の模試で数学の偏差値が25でした。恐らく高校受験で高専どころか普通の高校にも受かるか否かの学力だったと思います。

私は一年間浪人をして、基礎学力を身につけることに専念しました。そもそも勉強習慣がなかったため、私が問題に集中できる時間は30分に満たなかったと思います。とにかく計算や暗記やるだけでも必死で、夏前までは成績が上がり調子だったのですが、夏後から思うように伸びなくなって、最終的に滑り止めの大学に進学しました。

結果的には編入のおかげで第一志望だった大学で学べています。もちろん、入るまでの苦労は色々あるのですが、一番大事なのは「諦めないこと」だと思います。私は試験会場で東大・東工大志望の高専生よりも高得点とることを意識して1年間を過ごしましたが、それは自分でも無謀だとわかっていながらも最後まで諦めませんでした。

まだ、志望校に未練がある方は是非大学院を目指してください。大学院へのチャンスは1度きりです。編入でできなかったことや反省点を活かせば、編入未経験の人よりも必ずアドバンテージがあると思います。

 

最後にメッセージがあります。

 

 

①第一志望校が不合格だった方へ(高専生)

特に高専生には大学を楽しんでほしいです。もちろん勉強はいつまでも続きますが、大学と高専は環境が全然違うと思います。とにかく時間が沢山あるので、趣味に時間を費やしたり死ぬほど遊んだり、ぼーっとして無駄な時間を過ごすだけはしないようにしてください。私は大学受験で全落ちだったとき、遊べずやりたいこともできずにストレスを抱えて浪人の最後まで勉強のモチベーションが上がりませんでした。ひたすら遊んで、もし第一志望に未練があるならば大学院入試でチャレンジしてください。人生の学生生活は一度きりなので、やりたいと思う勉強に悔いを残さぬよう意識を切り替えてください。もちろん、すぐに院試対策とか始めると続かないと思うので、遊びなどで意識を切り替えてからでいいと思います。

 

②第一志望校が不合格だった方へ(大学生)

恐らく周りの環境で思い通りの結果に至らなかったと思っているかもしれません。それは半分正解で半分間違いだと思います。もちろん、高専は学校が編入をバックアップしてくれるため編入に関する情報量が非常に多く、合格したOBに直接相談や質問ができるなど最高の環境にあります。しかし、大学の利点は自由な時間を確保できるところにあり、その時間を使って人脈を広げたり高専生より勉強時間を多くとることができます。その大学生活がまだ2年も残っています。是非、志望校の大学院を目指してください。ただ、今は死ぬ気で遊んだり趣味に時間を費やしたりと英気を養う方がいいです。ぼーっとしている時間が一番無駄です。それよりも身体を動かして大学院入試を乗り切れるような体力をつけた方がよっぽど充実していると思います。気持ちの切り替えが重要です。次に繋げましょう。

 

③志望校に合格した方へ(高専生)

おめでとうございます。肩の荷が下りたことでしょう。しかし、危機感を覚えてください。大学生活は過酷です。春休みに大学から書類が送られてくると思いますが、単位認定は過酷です(体験談)。思いの外、認定される単位は少ないし、入学してからは何故か時間だけが過ぎていきます。さらに、友達作りが過酷です(体験談)。編入生同士の交流はありますが、サークルは友達の輪ができているので、そこに入るのは至難の技です。今のうちにコミュ力を鍛えておいてください。また、入りたい部活は目星をつけて、今のうちに連絡を取っておくと良いです。友達が1人もできなくなったときに心の支えになると思います。教職を取りたい方は入学前の行動が必須です。合格して自分の波に乗っている状況だと思いますが、その勢いで編入後のプランまできっちり考えておいた方がいいです。シラバスや履修要覧などには早めに目を通した方がいいです。入学後に今までと勝手が違うので絶対に焦ります。でも、新しい友達ができると毎日が充実します。新生活が始めるために、留年しないよう気を引き締めてください。

 

④志望校に合格した方へ(大学生)

おめでとうございます。東京に来るとき声をかけてください。飯でも奢りますよ。

編入試験が終わって勉強のモチベーションがまだある人向け

電通大の編入試験を受験された方、お疲れ様でした。併願校がある方ない方いらっしゃると思います。今日は編入試験が終わってもまだモチベーションが高い人向けの教材を紹介させていただこうと思います。

 

①英語

大学院受験や編入試験でもTOEICが必要になる大学は増えています。理系であっても英語は欠かせない存在であり、論文を読む上でも必要になりますね。今回は英語を基本から復習したい方向けの教材を紹介したいと思います。

 

 

英文法レベル別問題集 3(標準編) (東進ブックス)

英文法レベル別問題集 3(標準編) (東進ブックス)

 
英文法レベル別問題集 4(中級編) (東進ブックス)

英文法レベル別問題集 4(中級編) (東進ブックス)

 

 

 レベル別③,④はTOEIC600以上を目指す方には欠かせない問題集です。かなり薄い本なので、本気でやれば1週間くらいで終わります。私は塾講師をやっていて、教え子(高校生)を偏差値60まで引き上げるきっかけになった良書でもあります。

 

 

大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2 センターレベル編

大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2 センターレベル編

 
大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編

大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編

 

 長文の読み方を勉強するのに欠かせない参考書です。是非、超基礎が完璧になるまでやり込んでみてください。英文解釈と和訳の力が身につくと思います。また、大学に編入すると英語で留年する方いるといったうわさをちらほらききます。このレベルの基礎力は徹底していないと英語の単位を落として留年…ってことになりかねないので注意してください。

 

②数学

 

微分方程式 (基礎解析学コース)

微分方程式 (基礎解析学コース)

 
ベクトル解析(基礎解析学コース)

ベクトル解析(基礎解析学コース)

 
複素解析

複素解析

 

 矢野先生の参考書は非常にわかりやすいです。誤植がないため信用できるし、解いていて数学の楽しさを実感させてくれます。

 

③物理

 

ビジュアルアプローチ 力学

ビジュアルアプローチ 力学

 
ビジュアルアプローチ電磁気学

ビジュアルアプローチ電磁気学

 
ビジュアルアプローチ 熱・統計力学

ビジュアルアプローチ 熱・統計力学

 

 やっぱり、これらは視覚的に捉えるには最高の参考書です。是非編入試験でも活用して欲しいのですが、使っていなかった方は一度手をとってみてください。復習にも良いと思います。



 

編入受験生へ

受験はもうすでに始まっています。

これまでどれだけ勉強してきたかが、試験に反映されるでしょう。有効な編入試験対策を一言でまとめてしまえば「質と量」ですが、前日にやるべきことは本番を想定した「実践演習」だと思います。

 

具体的には、過去問演習や過去問の類題演習・自分で予想問題を作ってみるなどが良いと思います。私の場合は科目ごとに

英語→大学受験の過去問演習

数学→過去問演習、類題演習、予想問題

物理→類題演習

をやっていました。特に、英語の過去問は入手しにくいので赤本に頼りきりました。物理は解答例を自分で作って、その類題をひたすら解いて定着を図りました。

 

前日は去年の試験を時間を測って演習し、弱点補強を1:1:1の割合で時間配分しました。演習+補強で4時間×3=12時間確保しました。睡眠時間は6時間は確保したかったので、ギリギリまで勉強していました。また、勉強の合間に明日のスケジュールとイメージトレーニングはやっておいた方がいいです。

 

前日までにやっておくべきことは

・起床から出発までの時刻と行動内容を決める

・食べ物・飲み物を決めておく

・到着予定時間を決める

・乗る予定の電車の時刻3通りくらいを手書きでまとめる

・緊急時の学校への電話番号を書き留めておく

・前日に解く問題を決めておく

・ストッパ下痢止めを用意する

・モチベーションの上げ方を用意しておく

・習慣化を利用する

・事前勉強で持っていく荷物をまとめる

・わかりやすいところに受験票を入れておく

(・仮想の自分と話し合う)

 

これらをやっておいた方が困らないと思います。他にもあれば自分で考えて行動しましょう。

 

とにかく楽しんできてください。私は大学からの編入なので周りに相談できる人はいないし、同じような勉強をしているライバルはネット上にしかいませんでした。受験会場で話した友達はとても優秀で、同じような目標を持って勉強している人と話すことが何よりも楽しいと感じました。

 

もちろん、話してばかりで最後の追い込みを疎かにしてはいけません。それよりも緊張しすぎないよう話をしたり、周りを見渡してみたりするといいです。中には難しそうな微積分の参考書を眺めているだけの人もいます。それを見て、こいつには絶対負けないぞと最後まで簡単な計算練習をしたり、自分の持っている知識をアウトプットする練習を本番でやっておいた方がいいと思います。勉強はもう十分やってきたと思うのですが最後までいい緊張感をもって試験に臨んでください。

電気通信大学数学予想問題(まとめ)

電気通信大学は傾向と対策が取りやすい問題が多く出題されます。私は何度も過去問の解答例を作ったり類題演習したりと一人で勉強していたので、傾向がかなり見えています。今回、私はガチな予想問題を作ってみました。5は選択していないので傾向が見えず、ただの留数積分の問題にしましたが、1〜4はかなり傾向に沿った問題になっていますので解いてみてください。メールで答案を送ってくだされば添削しますので、積極的に解いてみてください。

※返答が遅れることがありますのでご了承ください。

宛先はbluekye62@以下ヤフー

 

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埼玉大学H28解答例

編入試験はあともう少しですね。

去年の私は埼玉大学で満点を逃してしまったのでとても悔しい気持ちでいっぱいでした。先ほど資料の山から私の解答例が発掘されたので是非参考にしてみてください。

 

1.1.1

-2x/[(1+x^2)^2cos^2(1/1+x^2)]

1.1.2

y'=e^3x(3lnx+1/x)x^(e^3x)

1.2

y'=ln(x^2-2x+3)+√2arctan(x-1)/√2+c

1.3

-4/3ln2+3

 

2.1.1

 

-1 0 0

0  1 0

0  0 -1

 

2.1.2

 

c -s 0

s  c 0

0  0 1

 

2.2

 

2.3

-3√3/2

 

3.1

y=A√sinx

 

3.2

x^2(e^x +c)

 

3.3

y=c1sinx+c2cosx+xsinx /2

 

3.4

y=(c1+c2x)e^-2x +(c3+c4)e^2x +(x^2+1)/16

 

P.S.

埼玉大学電通大受かった人、飯行きましょう!!

 

 

 

 

3日でできる電通大編入英作文対策

6月になりましたね。
ちなみに今日は私の誕生日です笑
というのは置いておいて( っ'ω')っ⌒◦オイトイテ

さて、6月末には電通大の編入試験がありますね。なんで6月なんだろうと疑問なのですがよく考えてみると、7月や8月に国立編入試験が多い中で6月にやるということは逆算すると4月にはもう過去問を解き始めて先月までに解答例はほぼ完成しているということなんですよね。

高専生の方々は優秀な先輩方に問題や解答例を貰って勉強をしているでしょうが、大学編入組は解答例の入手しようがないので編入経験者に頭を下げていただくべきだと思います。まぁ、そもそも電通大を受験する大学編入組は結構異端者なので、編入前も編入後も孤独感を感じるかと思いますが強く生きてください( •̀ㅂ•́)و

電通大編入試験の英語は、ぶっちゃけ易化傾向にあります。今までは大学受験と同様、要約問題・内容一致・英作文で、要約の比重がかなり重かったのですが、近年の傾向では要約問題が下線部和訳問題などになりつつあります。1問の要約が5問程度の下線部和訳になっているのですが、結局のところパラグラフリーディングの練習がこなされていれば減点を最小限に回避できるかと思われます。

私は大学受験を経験していることと、数学物理に追われていたことから、編入英語は2週間しか勉強していません。とはいえ、たまに長文読解や文法問題を解いていたのでゼロからスタートではなかったですし、ある程度の貯蓄があったということです。ゼロからのスタートでは間に合わないので、そこは勘違いしないようにお願いします。

電通大編入を志望している人はもうお気づきでしょうが、長文×2+英作文が主流です。英作文問題は1,2行の問題文を読んで自由に書くものです。ここで注意したいのは、文法ミスは減点対象ということです。どんなに難しくて堅苦しい文書を考えて書いたとしても、文法語法に間違えがあれば減点されます。逆に、簡単な文法を使って正確で意外性のある言い回しを用いたほうが得点しやすい傾向にあります。

重要ポイント

・中学文法をベースにする
→減点回避

・高校文法の仮定法、関係詞、接続詞は英作文に使いやすいので重点的に勉強する
→表現の幅が広がる

・頭が真っ白になっても書ける幾つか語彙をストックしておく
→英作文が楽しくなる

・ターゲット1900などの単語帳の動詞を完璧に覚える
→動詞がわかると英文和訳問題の空白回避しやすい

・赤本や東進の英作文の解答例を3回くらい丸写しする
→型がわかるようになる

上のポイントを抑えられると、英語での減点が少なくなります。私は英語は加点式ではなく減点式だと考えています。全て書けばそこからは正確性が重視されるので、減点しにくい解答を心がけました。英文の意図が正確に掴めて、採点者にわかりやすい解答であれば0点になることはないと思います。ぜひ、減点されにくい解答を心がけてください。

最後に、英語の面白い言い回しを教えます。
①It's a piece of cake!
楽勝だよ。

解説
ケーキ1切れ分→楽勝だよ

②The runner is in a pickle
ランナーは窮地に陥っている。

解説
ピクルスの瓶に入って身動きが取れない
→窮地に陥る

③that’s nuts!
狂ってる!

解説
それはナッツだ!→狂ってる!
腹を立てて力がこもった感情表現

④cut the cheese
おならをする

解説
チーズを切る→臭くなる→オナラをする

⑤Holy cow!
なんてこった!

解説
聖なる牛→驚く→なんてこった

実際に私は英作文で①を利用しています。よかったら参考にしてみてください。